« 国立大学の「国際化」に向けて切望すること | メイン | 講演 「この気持ち いったい何語だったらつうじるの?」 »

『群像』 6月号 「雨の柱廊」

『群像』 2013年6月号の随想欄にエッセイを書かせていただいた(近日発売)。
題して「雨の柱廊―イタリアの中のロシア」。
一部紹介させていただく。

「(前略)背の高い円柱が立ちならび幾重にもアーチが連なるなかを歩いていると、一瞬気の遠くなるような遠近法にからめとられそうになる。いつのまにか小雨が降りだし、高い天井にヒールの音がよけい大きく響きわたる。建物の内部でもなく、雨に濡れる外部でもない中間的な場所。いや、雨に包まれた内部でもあり、解放感に富む外部でもある両義的な空間ともいえる。(後略)」

ボローニャの柱廊
 ↓
P1030073.JPG

About

2013年5月 5日 15:22に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「国立大学の「国際化」に向けて切望すること」です。

次の投稿は「講演 「この気持ち いったい何語だったらつうじるの?」」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。