だいぶ先の話だが、朝日カルチャーセンターでロシアのファッションについて講演をする。
以下パンフレットより。
日時: 2013年6月29日(土)13:30-15:00
場所: 朝日カルチャーセンター横浜教室(ルミネ横浜8階)
講師: 東京外国語大学教授 沼野恭子
題目: 「ロシア革命前後のファッション」
受講料: 会員 3,150円、一般 3,780円
お問い合わせ: TEL:045-453-1122
リュボーフィ・ポポーワ
「ショーウィンドーのための衣服デザイン」
衣服は「記号」です。ロシアでは革命前、衣服は着る人の階級をあらわす記号としての役割を果たしていました。ところが、階級差をなくして平等な社会を実現しようという革命が起きたことにより、衣服に対する規範は大きく変化しました。新しい世界にふさわしい新しい衣服を作る―それが社会の要請になったのです。
時あたかもロシア・アヴャンギャルドの隆盛期。革命の理想に共鳴したリュボーフィ・ポポーワやワルワーラ・ステパーノワらが、未来の衣服のあり方をさまざまに模索し始めます。また宮廷御用達のクチュリエだったナジェージダ・ラーマノワも、新しいロシアのファッションを創設するにあたり特筆すべき活躍をしました。「近代ファッションの父」といわれるポール・ポワレとも親しくしていたラーマノワは、革命後、演劇や映画の衣装という新しいジャンルに活路を見出します。
こうしたロシア革命前後のファッションの変化をご紹介いたします。(講師記)