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亀山学長特別講義

この2012年度、本学には中央アジア地域専攻が新設された。目下、中央アジア地域の1年生がロシア地域の学生たちとともにロシア語を学んでいるが、来年度からはウズベク語学習が加わりいよいよ本格的な中央アジア地域研究が始まる。この機を捉え、ウズベキスタンのヌクス美術館に残された膨大な量の「知られざるアヴャンギャルド作品」について、亀山学長が自らパワーポイントを駆使しながらご紹介くださることになった。

日時:2月13日(水) 17:40-19:10
場所:東京外国語大学研究講義棟1階 115教室
講師:亀山郁夫学長
特別講演:「ウズベク・アヴャンギャルドの消長―イーゴリ・サヴィツキーの『遺産』を検証する」
参加無料
お問い合わせ:中央アジア地域研究室 shimada@tufs.ac.jp


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例えば、これは Михаил Курзин ミハイル・クールジン (1888-1957)の作品。
革命後の1919年にタシケントに現れたクールジンは、一時マヤコフスキーと「ロスタの窓」でプロパガンダ運動に参加していたこともある画家だ。東と西の融合を模索していたという。

ちょっとやそっとでは目にすることのできない貴重な絵画の数々を堪能し、驚異のコレクションを創りあげた人と暗黒の時代にそれを守り抜いた人たちの運命をぜひ追体験しに来てください。

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2013年2月 7日 22:33に投稿されたエントリーのページです。

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