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『大学のロシア語』

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同僚たちと約2年の歳月をかけて作成してきたロシア語教科書がようやく完成し、この度刊行の運びとなった。
匹田剛、前田和泉、イリーナ・ダフコワ、沼野恭子 『大学のロシア語』 (東京外国語大学出版会、2012、全286ページ)。

主として東京外国語大学の1年目の学生のために書かれたものだが、じつを言うと、完成したのはまだⅠ巻(基礎力養成テキスト)だけで、Ⅱ巻(実力が身につくワークブック)は鋭意準備中。2冊の役割分担は、Ⅰ巻が文法編、Ⅱ巻が実践編である。

本書Ⅰ巻のコンセプトは、ロシア語文法をできる限り丁寧にわかりやすく説明するというもの。「複雑に絡みあう蔓草のように見える文法項目を一本一本解きほぐし、丁寧に説明して」ある(「はじめに」より)。
また、項目ごとに練習問題を置いて要点の定着を図っているので、独習者の方にもお使いいただけると思う。

東京外国語大学生協で限定販売される。

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2012年3月30日 19:34に投稿されたエントリーのページです。

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