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【お知らせ】 学会の季節

10月には、関係する学会・シンポジウムが3つもある。

日本ロシア文学会第61回研究発表会(慶應義塾大学日吉キャンパス)

10月8日(土)
中野幸男 「ギェドロイツとタミズダート―亡命ポーランドにおけるロシア文学出版」
関岳彦 「ブロツキー初期作品の研究」
宮川絹代 「『胎内的なもの』というイメージ:ブーニン文学の恋愛を読むために」
奈倉有里 「サーシャ・ソコロフ『ばかの学校』のレアリア」
前田しほ 「戦争という記憶の語りについて:アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』証言集,映画,演劇をめぐって」
コベルニック・ナディヤ 「ロシア語における“Vt sebya”と“Vt -sya”の対応性について」
恩田義徳 「古代教会スラブ語および古代ロシア語の分詞の誤用について」
シャトヒナ・ガンナ 「Инновации в преподавании РКИ (разработка урока по теме ≪Телефон≫)」
クロチコフ・ユーリー 「ヨーロッパの教育機関におけるバイリンガル生徒への実践的教育」
ペトリシチェヴァ・ニーナ 「Russian Phatic Interjections: Development and Functions」
籾内裕子 「芥川龍之介によるトルストイ受容―『イワン・イリイッチの死』読書から「蜘蛛の糸」「枯野抄」
執筆まで」
山路明日太 「「光」と「闇」からみたゴーリキー―『イゼルギリ婆さん』を中心に」
一柳富美子 「声楽作品におけるグリーンカの「保守性」~同時代のアリャービエフ,ダルゴムィーシスキイとの比較を通して~」
上田洋子 「絵画から演劇へ ―ニコライ・タラブーキンのメイエルホリド論」
河村彩 「生産主義の広告論とロトチェンコのグラフィックデザイン」

ワークショップ (1) 「Карнавал революции: гротеск и советская культура 1920 ? 1930-х годов」
村田真一、イチン・コルネーリヤ、グレチコ・ヴァレリー、楯岡求美

ワークショップ(2) 「ロシア文学研究の先駆者,昇曙夢を語る」
和田芳英、中本信幸、源貴志、籾内裕子、南平かおり

10月9日(日)
秋月準也 「『巨匠とマルガリータ』における「家」と「アンチ家」―ロトマンの作品解釈をめぐって―」
石原公道 「ビートコフは何処に?」
小澤裕之 「オベリウ以前のハルムスの詩学」
平賀雄 「イサーク・バーベリ『騎兵隊』における登場人物:作品と日記との間」
古川哲 「『幸せなモスクワ』における身体毀損―プラトーノフにおける身体・空間把握の変遷」
中堀正洋 「異教神ヴォロスの月神としての一機能」
塚田力 「アレクサンドル・ブロークと古儀式派:『十二』における救世主の呼称をめぐって」
福安佳子 「ロシア語命令法における命令動作の動作主― 『イワン・デニーソヴィッチの一日』の中で―」
村越律子 「命令文とモダリティ」
世利彰規 「ロシア語の間接話法におけるde dictoのモダリティ」
越野剛 「ナポレオン戦争におけるマロース(冬の寒さ)の表象」
山下大吾 「『エヴゲーニイ・オネーギン』における西洋古典―散文をめぐる「抒情的逸脱」を中心に」
高橋知之 「描かれない夢―1840年代のドストエフスキー作品について」
坂中紀夫 「『未成年』における理念の無矛盾性について」
加藤純子 「アレクセイ・カラマーゾフの瞑想と「糸」の比喩:日本的概念「縁」との対照」

ワークショップ(3) 「いま,ソ連文学を読み直すとは」
野中進、安井亮平、中村唯史、岩本和久、平松潤奈

詳しくはこちら
 ↓
http://yaar.jpn.org/%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/?action=common_download_main&upload_id=65


日本比較文学会第49回東京大会(東京外国語大学)

10月15日(土)
総合司会: 沼野恭子、平石典子
開会の辞: 井上健
会場校挨拶: 亀山郁夫

研究発表
塚本利明 「『三四郎』における「浪漫的(ロマンチック)アイロニー」」
成谷麻里子 「自由な詩とは何か―日仏の自由詩生成期において志向されたもの―」
内田真木 「有島武郎・森本厚吉のリヴィングストン理解について」
羽鳥杏子 「久生十蘭と函館」
市川しのぶ 「ジョリス=カルル・ユイスマンスと田山花袋―La-haut と『残雪』を中心に―」
籾内裕子 「芥川龍之介とトルストイ―《Karma》受容をめぐって―」
須藤直子 「能「葵上」とエウリピデス「メデイア」の比較可能性」
杜翔南 「中国における日本新感覚派―その受容と変容―」
劉岸偉 「周作人と『順天時報』」

シンポジウム 「第二次世界大戦前夜のパリで―横光利一、大澤壽人、藤田嗣治を中心に―」
司会: 小林茂
パネリスト: 中村ともえ、生島美紀子、林洋子

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ロシア・東欧学会 JSSEES  2011年合同研究大会(東京国際大学)

文化に関するシンポジウムは以下のとおり。
10月23日(日)
シンポジウム 「ソビエト崩壊20年―生活の変化、思想の変容―」
司会:三浦清美
研究報告
本田晃子 「フューチャー・フォビア?―ポスト・ソヴィエト建築の諸相―」
神岡理恵子 「アンダーグラウンドからグローバル・サバイバルへ―ロシア現代美術の現場から―」
岩本和久 「ポスト・ソヴィエトのロシア文学」
討論: 沼野恭子

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2011年9月18日 00:03に投稿されたエントリーのページです。

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