Винзавод ヴィンザヴォード=「ワイン工場」を訪れた。とはいえ、ワインを飲みに行ったわけではない。
1889年、クリミアやコーカサス産のブドウでワインを製造する工場がモスクワに設立され、ソ連時代もずっとワインを作りつづけたが、今では生まれ変わり、画廊、フォトギャラリー、ブティック、書店、カフェのあるコンテンポラリー・アートの一大拠点となっている。
いくつか面白いギャラリーがあった。
アレクサンドラ・エクステルに師事したアヴャンギャルド Борис Аронсон ボリス・アロンソン(1900-1980) が1922年にロシアを去るまでのユダヤ劇場での活躍に注目した展覧会、「アート・クヴァルタール」の現代美術展(上の写真)、コンスタンチン・ラティシェフのコセプチュアルな個展など。
下は、ラティシェフの「現代アートってきらい」というタイトルの何とも自虐的な(?)作品。