« ズヴャギンツェフ監督 『エレーナ』 でカンヌ映画祭審査員特別賞受賞! | メイン | ブラートフ 『危険』 »

「ロシア語ソーシャルネットワーク」の提言

7月2日(土)スラヴ人文学会の大会が無事終了した。午後のパネル企画「大学と社会の狭間でロシアを見つめる」は大勢の学生、院生、OBの参加を得て想像以上の盛会になった。このパネルを聴くためにわざわざ京都から来てくれた学生がいたのも嬉しい!

報告・討論・質疑応答がおこなわれ、ロシア語を使う仕事にはどういうものがあるか、現場でロシア語を使って仕事をするとはどういうことか、ロシア関連企業に就活してどういうことを経験したかなどが具体的に示され、いずれの報告者からも人的ネットワークの重要性が指摘された。
早稲田大学の院生である江端沙織さんからは、大学の枠を越えた「ロシア語ソーシャルネットワーク」を作れないかという提言がなされた。学生・院生と社会が双方向でサービスや情報を提供しあうのが目的だ。facebookを用いて、ロシア語関連の仕事について情報を共有するとともに、学生・院生の側から翻訳や通訳を提供したり、ロシア文化講座を開催したりする。

院生たちのイニシアティヴで始まった画期的なこの試み。何らかの実を結ぶよう私も微力ながら応援したい。

sugiura.JPG

audience.JPG


panelists.JPG


About

2011年7月 3日 12:23に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ズヴャギンツェフ監督 『エレーナ』 でカンヌ映画祭審査員特別賞受賞!」です。

次の投稿は「ブラートフ 『危険』」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。