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放射線被ばくに関する基礎知識 第4報(日本語)

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放射線被ばくに関する基礎知識 第4報(日本語)
平成23年3月21日(月) 21:00
(独)放射線医学総合研究所 National Institute of Radiological Sciences

1.首都圏(東京、千葉、神奈川)に住んでいますが、外出を避けたほうがいいですか?
事故から現在まで首都圏で観測された放射線の量は微量で、今後事故が大きく拡大しない限りは、普段通りの生活をおくっても大丈夫です。

2.福島原発から50km離れたところに住んでいますが、家で窓を開けたり、エアコンを使ったりしても大丈夫ですか?
窓を開けたり、エアコンを使って換気をしても、今後事故が大きく拡大しない限りは、健康への影響は全く心配する必要がありません。

3.首都圏に住んでいますが、事故から数日後に雨に濡れました。健康に影響はないでしょうか?
雨の中にも事故によって放出された放射性物質が含まれていると考えられますが、その量はわずかです。これまで報告されている空気中の濃度から計算すると、雨に濡れて放射性物質が皮膚についたとしても、健康に影響を与えるような量ではありませんので、心配する必要はありません。

4.水道水から放射性物質が検出されたと聞きました。知らずに飲んでしまいましたが、大丈夫でしょうか?また水道水は飲み水以外にも使ってはいけないのでしょうか?
短期間の飲用では、健康上に問題はありません。
福島原発事故の影響で、水道水の摂取制限が指示された場合に関して、現在、厚生労働省は以下の見解を発表しています。
1. 飲用は控える
2. 生活用水(お風呂や手洗いなど)の利用には問題がない
3. 代わりとなる飲用水がない場合は、飲用しても差し支えない
今後は、地方自治体からの情報に気をつけるようにしましょう。