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4.記述言語学

4.記述言語学

梶 茂樹『アフリカをフィールドワークする』(大修館書店 1993 \1545)
未知の言語をもとめアフリカに入った筆者が、村の生活、言語調査の実態から、アフリカ音楽や映画の背景にいたるまで、多数の写真をまじえて紹介している楽しい本。


中川 裕『アイヌ語をフィールドワークする』(大修館書店 1995 \1751)
危機に瀕した日本の少数民族の言語であるアイヌ語の現在と未来を、筆者は冷静にかつ静かな愛情をこめてみつめている。アイヌの文化についてもくわしい。


中島 由美『バルカンをフィールドワークする』(大修館書店 1997 \1600)
さまざまな系統の違う言語がひしめくバルカン半島。ここでマケドニア語に取り組んだ筆者がバルカン世界を紹介する。バルカン料理の話も詳しい。


青木 晴夫『滅びゆくことばを追って』(岩波書店同時代ライブラリー 1998 \1100)
言語調査とはどのようなものか、現地に入るところからはじまってその全貌を描く。もはや古典ともいえる書。筆者は北米インディアンのネズパース語の専門家だ。


宮岡 伯人『エスキモー 極北の文化誌』(岩波新書364 1987 品切れ)
文のような長い単語を作るエスキモー語の独自の構造や、「雪」を示す語がたくさんあるその語彙体系、そして説話や厳しい環境の中での彼らの暮らしも描かれている。


小島 陽一『トルコのもう一つの顔』(中公新書1009 1991 \680)
トルコやイランに住む国を持たない少数民族クルド族。しかしトルコ政府は彼らの存在さえも認めていない。その目をかいくぐってまだ記録のない言語を調べた物語である。


稲垣 美晴『フィンランド語は猫の言葉』(講談社文庫 1995 \540)
一人の大学生が、日本ではマイナーな国に留学して、その言語と文化に出会った体験をつづるエッセイ。フツーの大学生の視点でみずみずしく書かれている。


『モンゴルに暮らす』(岩波新書 赤 194 1991 品切れ)
モンゴル科出身の外語の先輩一ノ瀬さんは女性としては日本初めての留学生としてモンゴルにわたり、多くのすばらしい友人たち、そして生涯の伴侶に出会う。さまざまに生きるモンゴルの人々を豊富な写真も添えて紹介しつつ、もちろんそ一方で「文化をうつすことば」に触れることも忘れていない。

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2007年07月26日 16:32に投稿されたエントリーのページです。

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