« 2.音声学 | メイン | 4.記述言語学 »

3.言語類型論

3.言語類型論

林 栄一・小泉 保『言語学の潮流』(勤草書房 1988 \2890)
ヨーロッパとアメリカに地域別にした言語学史がくわしく、最近の諸理論の紹介もある。17人の著者で分担して書いているので、各項目はわりと細かい。


角田 太作『世界の言語と日本語』(くろしお出版 1991 \3000)
筆者が関心をもったさまざまな観点から、世界の言語と日本語の相違と、そこに働く類似した原理について考えている。所有傾斜や二項述語階層など、筆者独自の枠組みも提示されていて面白い。飾らない語り口で、きちんと具体例によって説明している。


バーナード・コムリー『言語普遍性と言語類型論』(ひつじ書房 1992 \3296)
語順や使役、関係節などをテーマに言語普遍性と類型論を、さまざまな言語の具体的なデータによって解説している。


クロード・アジェージュ『言語構造と普遍性』(白水社 1990 \2427)
150ページあまりの本だが、実に754もの言語を研究対象としている筆者の広い知識に驚かされる。


橋本 萬太郎『言語類型地理論』(弘文堂選書 1978 品切れ)
主に中国語を中心に、北から南へ移り変わっていく言語の様子を描き出した筆者の豪快な構想である「言語類型地理論」が展開されている。


橋本 萬太郎『現代博言学』(大修館書店 1981 \3600)
音声から文字にいたるさまざまな現象を広大な地域と多くの言語の観点から広くとらえ、一つ一つ筆者ならではの結論を出していく過程が記されている。


ビレーム・マテジウス『マテジウスの英語入門 対照言語学の方法』(三省堂 1986 品切れ)
チェコの生んだ偉大な言語学者マテジウスが一般の人のためにわかりやすく書いた興味深い本。英語の正書法のしくみや、受動態とFSPの関係などが展開されている。原題はじつに「英語なんかこわくない」、である。巻末には要領のいいチェコ語の概説もついている。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.tufs.ac.jp/blog/mt/mt-tb.cgi/1045

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年07月26日 16:31に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「2.音声学」です。

次の投稿は「4.記述言語学」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34