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2.音声学

2.音声学

基本レベル

川端 いつえ『英語の音声を科学する』(大修館書店 1999 \2200)
図も多くてわかりやすく、音節や音韻論の説明は類書の中では新しい知見が盛り込まれていて良い。例やコラムも楽しく読めるように考えられている。形態音素や同化の章があるのもいい。


斎藤 純男『日本語音声学入門』(三省堂 1997 \2000)
さまざまな言語からの例があがっていて、調音の仕方を示す図も豊富なのが良い。音声の現役の専門家ならでの記述で、音響音声学的な分析も示されている。インターネットやテープでさらに学ぶ方法についても書いてあって参考になる。


国際交流基金日本語国際センター『教師用日本語教育ハンドブック 発音』(凡人社 1989 \1250)
日本語教育の立場から書かれていて、日本語の音声について詳しく、指導の際に有効な練習例、ミニマルペアがあがっていて便利だ。


柴谷 方良・影山 太郎・田守 育啓『言語の構造 音声・音韻編』(くろしお出版 1981 \2625)
音韻論(特に生成音韻論)について、平易で段階的な練習問題が十分にあって、わかりやすい。実際の分析の手順を学ぶことができる。なお統語・意味編もある。


ベルティル・マルンベリ(大橋 保夫 訳)『音声学』(白水社 文庫クセジュ 1976 \750[Bertil Malmberg La phone'tique])
翻訳なので、フランス語をはじめヨーロッパの諸言語の例が多いのが少し問題だが、言語学全体を広く見据えて、音声学・音韻論をしっかり位置付けているところが良い。


本格レベル
小泉 保『音声学入門』(大学書林 1996 \3090)
CatfordやLadefogedの図や表を多くひいていて、また諸言語の音声のテープがついていて有用だが、値段が高いのと、少し間違いもあるのが難点だ。AVセンターにテープ有り。


竹林 滋『英語音声学入門』(大修館書店 1982 \1957)
英語の音声について、実戦的で見やすく書かれている。練習もついているから、テープと併用すると良い。AVセンターにテープ有り。


『日本語教育指導参考書1 音声と音声教育』(文化庁 1971 \640)
全体が穴埋め形式になっていて、読むにはつらいけれど、知識の確認や整理に良いかもしれない。値段は安い。


城生 佰太郎『音声学』(アポロン音楽工業社 1982 品切れ)
ちょっと独特だが、「おしゃべりバイオリン」なども入ったおもしろいテープがついている。母音やアクセントがくわしい。さまざまな言語の音声も聞ける。AVセンターにテープ有り。


参照用図書
NHK 編『日本語アクセント辞典』(日本放送出版協会 1986 \4800)
留学生は必携。日本人も一度巻末の品詞別のアクセント及び複合語のアクセントの解説に目を通しておくとよい(特に共通語とは違うアクセント体系を持っている者は必携)。

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2007年07月26日 16:30に投稿されたエントリーのページです。

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