《特集号》 多文化社会実践研究・全国フォーラム(第7回)
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◆◆◆◆ 2013/11/08
◆◆◆ 多言語・多文化教育研究メールマガジン
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―多文化社会実践研究・全国フォーラム(第7回) 特集号―
◆プログラム詳細が決まりましたのでご案内します◆
◆ お誘い合わせの上、ご参加ください ◆
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多文化社会人材の専門職化
―人材養成の取り組みから可能性を探る―
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【日時】2013年11月30日(土)10:00~18:00(18:20~19:30懇親会)
【場所】東京外国語大学 府中キャンパス
http://www.tufs.ac.jp/access/tama.html
【参加費】無料(懇親会のみ3,000円)
【申込】本センターホームページより
/blog/ts/g/cemmer_old/zenkoku7_entry.html
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【趣旨】
日本社会の多文化化の進展に伴って、言語・文化の異なる住民を受け入れ
ていくための方策を立案するなど、現場に生起する問題の解決に寄与できる
専門人材の必要性が提起され、その養成が様々な形で行われるようになって
きました。
本センターでは2011~2015年度の5年間で「多文化社会人材養成プロジェ
クト」を実施しています。そこで、本フォーラムでは多文化社会に求められ
る人材の専門職化をテーマに、段階的にみなさんと議論を進めていきたいと
思います。
今年度はその第一弾として、多文化社会の人材養成の取り組みについて、
中心的に関わっている方々からご報告をいただき、その意義と課題、さらに
多文化社会を担う人材の専門職化の可能性および課題点について議論を進め
ます。
【プログラム詳細】
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《1》パネルディスカッション・デモンストレーション・特定課題セッション
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(会場:研究講義棟)
◆挨拶 (10:00-)
立石博高(東京外国語大学長)
青山 亨(多言語・多文化教育研究センター長)
◆パネルディスカッションⅠ (10:10-11:50)
司法分野における遠隔通訳の実験的取り組みとコミュニティ通訳の役割
―13の弁護士会との協働研究から
本センターでは、多言語・多文化社会専門人材養成講座のコミュニティ通訳
コース修了者の力量形成を目的に、弁護士会との連携により主に司法分野にお
ける通訳・翻訳実践の場を提供しています。2010年10月~2013年10月の間に、
言語ボランティア登録者も含めて、全18言語135件、延べ222人が通訳実践を、
また、12言語35件、延べ67人が翻訳実践を行いました。
こうした活動を通して、今年度からは新たに少数言語話者に対するリーガル
アクセスを保障するための方法としてタブレットを活用した「遠隔通訳」によ
る相談体制のあり方と遠隔通訳技法に関する研究を、関東弁護士会連合会と
協働で実施することになりました。
本セッションでは、その成果と課題について途中経過を報告するとともに、
司法におけるコミュニティ通訳の役割と遠隔通訳に求められる専門性について
明らかにしつつ、専門職化の必要性について議論します。
▽パネリスト
名倉貴之(コミュニティ通訳コース修了者、スペイン語通訳者)
髙貝 亮(弁護士、関東弁護士会連合会 外国人の人権救済委員会副委員長)
指宿昭一(弁護士、関東弁護士会連合会 外国人の人権救済委員会委員長)
内藤 稔(本センター特任講師)
▽コーディネーター
杉澤経子(本センタープロジェクトコーディネーター)
◆ランチタイムセッション(Ⅰ12:00‐/ Ⅱ12:20- *各15分間)
遠隔通訳デモンストレーション・意見交換
午前中のパネルディスカッションのテーマである「遠隔通訳」が実際に
はどのように行われているのか、その一端を実演します。
▽デモンストレーター
清田路子(弁護士)
中村 亮(弁護士)
山浦育子(コミュニティ通訳コース修了者)
三木紅虹(コミュニティ通訳コース修了者)
▽アドバイザー
青山 亨(本センター長)
▽進行
内藤 稔(本センター特任講師、コミュニティ通訳研究会チーフ)
◆特定課題セッション (13:50-15:20)
多文化社会における専門人材に関する研究発表
本センターで実施している多文化社会コーディネーター研究会では、現在、
科学研究費による「多文化社会における専門人材研究―専門職の知と専門性
評価に関する研究」をテーマに協働実践研究を進めています。
1年目の今年度は、「専門性の要素」に関する議論および専門職養成の取り
組みに関する事例研究を行ってきました。今回調査した事例には、パネルデ
ィスカッションⅡで報告される取り組みも含まれており、本セッションでは、
その前提の理解として本研究で整理してきた「専門性の要素」を分析の観点
として、各養成の取り組みについて分析した結果を発表し、フロアーとの
意見交換を通して専門人材に関する議論を深めていきたいと考えています。
▽発表者/発表テーマ
奈良雅美(関西学院大学)/社会教育主事
宮澤千澄(横浜市教育委員会)/児童支援専任教諭、多文化教育コーディ
ネーター
新居みどり(NPO法人国際活動市民中心)/ボランティアコーディネーター
北村祐人(名古屋大学とよた日本語学習支援システム)/地域日本語教育
コーディネーター
髙栁香代(《特活》宮崎文化本舗)/多文化ソーシャルワーカー、多文化
共生マネージャー
菊池哲佳(《公財》仙台国際交流協会)/多文化共生推進士
▽ディスカッサント
小山紳一郎(《公財》ラボ国際交流センター常勤理事)
山西優二(本学特任研究員、早稲田大学文学学術院教授)
▽コーディネーター
杉澤経子(本センタープロジェクトコーディネーター/研究会チーフ)
◆パネルディスカッションⅡ (16:00-18:00)
「多文化」を巡る専門人材の養成と専門職化への可能性
―制度化に向けての論点整理
1990年の入管法の改正により、日系3世までに定住の在留資格が付与さ
れることになり、製造業を主とする日本各地に南米日系人を中心とするい
わゆるニューカマー外国人が集住するようになりました。また全国的にも
こうした言語・文化の異なる住民の増加・定住化が進む中、各地で様々な
問題が認識されるようになり、その解決に向けて国の機関、自治体、大学
等の多様な組織において人材養成の取り組みが行われています。
本セッションでは、多文化社会の担い手養成において特徴ある取り組み
を行っているプログラムについて、それぞれ中心的に関わっている方に、
取り組みの概要とその特徴、成果と課題、養成において捉えている専門性
などについて報告していただき、それを踏まえて専門職化に向けての問題
点を明らかにしていきます。
▽パネリスト
古屋幸一(財団法人自治体国際化協会 多文化共生部多文化共生課長)
結城 恵(群馬大学 大学教育・学生支援機構教育基盤センター教授)
石河久美子(日本福祉大学 社会福祉学部教授)
阿部 裕(多文化間精神医学会理事、明治学院大学心理学部教授)
▽コーディネーター
山西優二(本学特任研究員、早稲田大学文学学術院教授)
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《2》研究発表セッション
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(Ⅰ12:40‐14:10 / Ⅱ14:20-15:50) (会場:研究講義棟)
日本の多言語・多文化化に関する実践や研究をしている方々が個人または
グループにて発表します
◆発表テーマ...(発表者)
【グループ発表】
・外国人の進学問題を考える
―高校・大学進学における個人的要因と制度的要因の影響
樋口直人(徳島大学総合科学部准教授)
鍛治 致 (大阪成蹊大学准教授)
高畑 幸(静岡県立大学准教授)
田巻松雄(宇都宮大学教授)
宮島 喬(お茶の水女子大学名誉教授)
稲葉奈々子(茨城大学准教授)
高谷 幸 (岡山大学准教授)
【個人発表】
・あいち医療通訳システムの養成プログラム
.........服部しのぶ(藤田保健衛生大学医療科学部准教授)
立花みどり(名古屋YWCA講師)
・タイ-日国際児の自己実現意識育成
―5年間の実践的研究を通して見えた変化と課題
.........矢嶋ルツ・小林悦子
(「帰国した子どもの教育センター校」
大阪市立豊崎中学校 日本語・適応指導担当教諭)
・地域日本語教育実践者に必要な多文化社会コーディネーションの視点と技
―親子日本語サークルの課題解決に向けて―
.........福村真紀子
(早稲田大学日本語教育研究センターインストラクター
/親子日本語サークル「にほんご あいあい」代表)
・私立学校における多言語多文化共生教育への挑戦
―明徳義塾高等学校における事例を通して
コーディネーターの役割を探る―.........和田利一(明徳義塾高等学校)
・「難民日本語教育」と「地域日本語教育」をつなぐ
―多文化社会専門職人材養成の観点から―
.........伴野崇生(関西大学国際教育センター)
・難民2世に必要な支援とその限界.........田中良幸(東京都北児童相談所)
・持続可能な活動に向けての地域日本語教室の課題(活動7年を振り返る)
.........辻本久夫(関西学院大学非常勤講師/こくさいひろば芦屋代表)
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《3》懇親会
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(18:20-19:30) (アゴラ・グローバル1階)
交流を通して多文化化の問題に携わる実践者・研究者のネットワークを
広げてください。
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▼参加申込
以下の入力フォームからお願いいたします。
/blog/ts/g/cemmer_old/zenkoku7_entry.html
【問合せ】東京外国語大学 多言語・多文化教育研究センター
042-330-5441 tc-zenkoku@tufs.ac.jp
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日時: 2013年11月08日