第9回「高校生のための国際理解(グローバル)セミナー」を実施しました (社会連携)

日程:2012年12月22日(土)・23日(日)
会場:東京外国語大学 府中キャンパス 留学生日本語教育センター
参加者:40名

実施報告書(PDF)は ■こちら

 本学オープンアカデミー(市民公開講座)の一環として、第9回「高校生のための国際理解(グローバル)セミナー」が
実施されました。 このセミナーは、10代の若者に、世界のさまざまな課題について考えるきっかけを提供し、文化や国際問題に対する
感性とコミュニケーション能力を高めてもらうことをねらいとして、毎年実施しているものです。

 今回は、これまでの「多文化コミュニティ教育支援室」から、「ボランティア活動スペース」へと体制が変わってから初め
てのセミナーとなり、本センター長谷部美佳特任講師のアドバイスのもと学生が主体となって企画・運営を担いました。

 1日目は、ゲストスピーカーのインドネシア出身の本学大学院生が実際のアルバイトの中で感じたことを紹介したのち、
外国人が日本で働くことについて、制度、統計など様々な観点から長谷部先生が講義を行いました。
ゲストの方のお話や講義を聞いて考えたこと、感じたこと、関心のあることや、みんなと話したいことを書いたポストイット
をボードへ貼り、書き込まれた内容を参加者自身で分類し、これを2日目のディスカッションのテーマとしました。

テーマは
 ・○○人とは?
 ・国家と個人
 ・広い意味のグローバル化のための言葉と行動とコミュニケーション (後に対他関係と表現される)
 ・線引き
の4つにまとめられ、社会的、物理的、心理的など、様々なくくりの「こちら側」と「あちら側」について、国際問題となっている
テーマから日常で感じていることまで幅広くディスカッションがされました。

 参加者同士が話しやすい雰囲気を作るためのゲームや交流会、キャンパスツアーの企画から資料集めに至るまで学生
が中心となって考えた2日間のプログラムは、本学学生ならではの思いが盛り込まれたプログラムとなりました。
 高校生からは「頭がパンクするくらいだった」という声が出るほど、自分の意見を考え、伝え、他の学生の意見に刺激を
受けてまた考える、といった充実した話し合いがされました。
 

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※企画・運営メンバー(本学学生)によるレポートは ■こちら

日時: 2012年12月28日