多文化社会実践研究・全国フォーラム(第6回)日程と内容


 日本の多文化化が進行する中、いわゆる「多文化共生社会」の仕組みづくりにおける社会参加の担い手に変容が見られ始めています。これまでは地方自治体・国際交流協会、NGO・NPOなどが主導する事業や活動に外国人が参加する形態が中心でしたが、先般の東日本大震災によりクローズアップされたように、最近は外国人が主体的に力を発揮し、よりよい社会の実現を目指そうとする動きが出てきています。
 一方で、震災時のような「非日常」における活躍のみならず、「日常」の社会参加の場面において外国人が広く活躍するためには、さまざまな課題や障壁が山積しています。
 本フォーラムでは、すでにホスト社会で立場を得て活躍する外国人、およびホスト社会側でそうした場づくりを行う多種多様な分野の識者を招き、外国人の社会参加のあり方を議論し、今後の多文化社会を築くうえでの布石としたいと思います。


2012年12月1日(土)

■挨拶 (10:00-)
亀山郁夫(東京外国語大学長)
青山 亨(多言語・多文化教育研究センター長/本学大学院総合国際学研究院教授)


■パネルディスカッションⅠ (10:20-11:50)
何が社会参加を可能にするのか?

パネリスト
グエン・ファン・ティ・ホアンハー(多文化まちづくり工房ベトナム語通訳スタッフ)
チョウチョウソー(NHK国際放送アナウンサー)
宮澤イザベル(医師・東北福祉大学内予防福祉クリニック多文化共生医療相談室)

コメンテーター
渡戸一郎(明星大学人文学部教授、移民政策学会会長)

モデレーター
長谷部美佳(本センター特任講師)


■研究発表セッションⅠ (12:40-14:10)
■研究発表セッションⅡ (14:20-15:50)
 ◆個人/グループ発表
 日本の多言語・多文化化の問題に取り組んでいる研究者および実践者(自治体、国際交流協会、NPO等の職員等)による発表
 ※発表者・発表内容は ■こちら


■パネルディスカッションⅡ (16:00-17:30)
多分野の実践から学ぶ ―「場づくり」の観点から―

パネリスト
可部州彦(明治学院大学教養教育センター教員・研究員、公益社団法人難民起業サポートファンド(ESPRE) 経営支援部長)
髙橋政司(財団法人自治体国際化協会多文化共生部長)
早川秀樹(多文化まちづくり工房代表)

コメンテーター
小平達也(グローバル人材戦略研究所所長、株式会社ジェイエーエス代表取締役社長)

モデレーター
内藤稔(本センター特任講師)


■懇親会(アゴラ・グローバル1階)(18:00-19:30)
参加者同士の交流を通してネットワークを広げて下さい。



※当日参加された方で希望者には、ベトナム出身児童のための漢字教材「1年生配当漢字」「2年生配当漢字「3年生配当漢字」
印刷見本版を差し上げます。

(お一人様(1団体)各一冊とさせていただきます)






日時: 2012年09月27日