多言語・多文化社会研究 全国フォーラム(第4回)参加者募集 (終了しました)
2010年
11月27日(土) 10:00-17:30
/ 懇親会 17:45-19:45
11月28日(日) 10:00-17:20
東京外国語大学府中キャンパス
(西武多摩川線 多磨駅徒歩5分)
要事前申込み(各日先着300人)
入場無料(懇親会のみ3,000円)
参加希望の方は、■こちら■からお申し込みください
※インターネット環境のない場合は、お電話/Fax でも受け付けています。
氏名(ふりがな)、電話番号、所属、参加希望(11/27, 11/27懇親会, 11/28)をお知らせください。
※お申し込みの上、当日参加された方には、外国につながる子どもたちのための漢字教材ほか、本センターの刊行物を無料で配付いたします。
お問い合わせ
電話 042-330-5441
FAX 042-330-5448
E-mail: tc-zenkoku@tufs.ac.jp
1990年代以降、日本社会において「多文化共生」がスローガンとして掲げられる中、東京外国語大学は2006年に差別や排除のない公正な社会を目指して「多言語・多文化教育研究センター」を設置しました。本センターの研究活動を総括する今回のフォーラムでは、これまで別々に行ってきた「協働実践研究」と「世界の多言語・多文化社会研究」の2つの研究プログラムを融合させ、その中で「多文化共生」というキーワードのもとで実施されてきた施策のありようなどを、諸外国との比較や実践者の視点から批判的に検証するとともに、差別や排除の現実とどう向き合いながら社会を構想していけるか議論します。
11月27日(土)
10:00-
■挨拶 亀山郁夫(東京外国語大学長)
■趣旨説明 北脇保之(多言語・多文化教育研究センター長/教授)
10:30-12:20
■全体会Ⅰ パネルディスカッション
「多文化共生」と「協働実践研究」
パネリスト
尹慧瑛(本センター長補佐/准教授)
山西優二(本学特任研究員/早稲田大学文学学術院教授)
杉澤経子(本センタープログラムコーディネーター)
藤井毅(本センター運営委員/本学総合国際学研究院教授)
コーディネーター:
伊東祐郎(本センター副センター長/本学留学生日本語教育センター教授)
13:10-15:10
■協働実践研究A
地域における多文化的な「つながり」の創出と自治体の多文化共生政策
――横浜市鶴見区の現状から考える 【横浜市鶴見区・協働実践研究チーム】
●活動経過と外国人住民インタビュー調査に関する報告
鶴見チームの紹介とこれまでの活動経過
渡戸一郎(本学特任研究員/明星大学教授)
外国人住民インタビュー調査の概要報告
武田里子(本センターフェロー/明星大学非常勤講師)
長谷部美佳(本センターフェロー/首都大学東京非常勤講師)
●鶴見区の多文化共生政策の現状と課題
大塚尚子(鶴見区役所区政推進課担当係長)
佐藤則義(横浜市国際交流協会多文化共生課長代理)
●問題提起
多文化社会における「つながり」の重要性と自治体政策の役割
塩原良和(本学特任研究員/慶應義塾大学准教授)
●質疑応答・全体討論
●まとめ
北脇保之 渡戸一郎 塩原良和
司会: 受田宏之(本センター運営委員/本学准教授)
15:30-17:30
■協働実践研究B
「多文化共生」の内実を「居場所」の視点から観る
――「協働型居場所づくり尺度」の開発
地域日本語教室の調査から 【長野県上田市・協働実践研究チーム】
●実践報告 居場所づくりに向けた地域日本語教育施策とその実践
上田市の「多文化共生」政策における日本語事業
小山博一(上田市市民生活部市民課課長補佐)
日本語ボランティア養成講座の考え方と実践
山辺真理子(本センターフェロー/立教大学兼任講師)
●研究報告 「協働型居場所づくり尺度」開発における調査から
「多文化共生に向けての居場所」とは
山西優二(本学特任研究員/早稲田大学文学学術院教授)
心理学における「居場所」から「協働型居場所づくり尺度」へ
阿部裕(本学特任研究員/明治学院大学心理学部教授)
「協働型居場所づくり尺度」の開発―地域日本語教室の調査から
石塚昌保(本センターフェロー/四谷ゆいクリニック臨床心理士)
●パネルトーク
「上田市における協働実践研究の意義・成果・課題」
保科隆夫(上田市市民生活部市民課長)
堀之内テレーザ文子(上田市教育委員会外国籍児童生徒支援専門員)
清水嘉永(上田市市民生活部市民課主査)
阿部裕
コーディネーター: 伊東祐郎
司会: 杉澤経子(本センタープログラムコーディネーター)
17:45-19:45
■懇親会(アゴラ・グローバル1階)
11月28日(日)
10:00-12:00
■「世界の多言語・多文化社会研究」セッション
われわれとかれら ――国際比較:多言語・多文化と向き合う社会
ドイツ連邦共和国における移民の「統合問題」
――2005年以降の移民統合政策から
説田英香(本学大学院博士後期課程院生)
日系アメリカ人のステレオタイプ――帰米二世の考察を通して
河野利佳子(本センターフェロー/フェリス女学院大学非常勤講師)
国民統合の理念と今日のフランス社会
宮崎友子(本センターフェロー/立教大学兼任講師)
コメンテーター:
田中良幸(本センターフェロー/東京都杉並児童相談所児童福祉司)
司会: 藤井 毅
13:00-15:00
■発表セッション
◆個人/グループ発表
全国の実践者・研究者(公募による■発表者■)
■特定課題セッション
コーディネーターの専門性はどう形成されるか――現場からの考察・提案
【多文化社会コーディネーター協働実践研究グループ】
●報告
「研究のねらいと経緯―コーディネーターの専門性形成に向けて」
山西優二
●現場からの考察・提案
1 省察の場づくりにみる多文化社会コーディネーターの力量形成 ―「国際センター サポート・ボランティア事業」における実践を通じて
菊池哲佳(本センターフェロー/仙台国際交流協会企画事業課企画係主事)
2 「協働」の実践に見る専門性形成?自治会との事業から
松岡真理恵(浜松国際交流協会多文化共生コーディネーター)
3 対話の場を作り、対話を促す―日本語教師から日本語学習支援コーディネーターへ
宮崎妙子(武蔵野市国際交流協会日本語学習支援コーディネーター)
4 分野を超えてつなぐ―コーディネーターの専門性形成
奈良雅美(本センターフェロー/大阪ボランティア協会職員)
5 「開かれた吟味」-横浜市におけるコーディネーターの専門性と養成の取り組み
佐藤則義(横浜市国際交流協会多文化共生課課長代理)
6 縦割りをつなぎ、協働を作りだす―清瀬市におけるコーディネーターの必要性と職制
石川秀樹(清瀬市議会議員)
実践者にとっての実践研究の視点から
コメンテーター: 杉澤経子
コーディネーター: 山西優二
15:20-17:20
■全体会Ⅱ パネルディスカッション
「多文化共生」を問い直す―差別や排除のない公正な社会をめざして
パネリスト
北脇保之
大川正彦(本学総合国際学研究院教授)
李孝徳(本学総合国際学研究院准教授)
王慧槿(特定非営利活動法人多文化共生センター東京代表)
コーディネーター: 尹慧瑛
協力:特定非営利活動法人国際活動市民中心、長野県上田市、横浜市鶴見区
後援:総務省、法務省、外務省、文部科学省、府中市、(財)自治体国際化協会、特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会、特定非営利活動法人開発教育協会、特定非営利活動法人多文化共生センター東京、(財)かながわ国際交流財団、公益財団法人武蔵野市国際交流協会、社団法人日本語教育学会、異文化間教育学会、移民政策学会、多文化間精神医学会、東京学芸大学国際教育センター
主催: 東京外国語大学 多言語・多文化教育研究センター
お問い合わせ TEL:042-330-5441 FAX:042-330-5448
E-mail: tc-zenkoku@tufs.ac.jp
日時: 2010年09月28日