メールマガジン第56号

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
【多文化コミュニティ教育支援室メールマガジン】
                       第56号2010年12月03日
      文責:田中
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
支援室HP:/blog/ts/g/cemmer_mclsc/ja/

 学生ボランティアの皆さん

外語祭が終わり、みなさんほっと一息ついた頃でしょうか。
26の料理店を制覇した人 アルコールパスポートの枠が足りないほど
飲み歩いた人
夜な夜な仕込みに追われた人 語劇の大舞台を見事成功させた人・・
国際色豊かな外語祭で、十人十色の思い出ができたのではないでしょうか。

今月の支援室メールマガジンでは、外語祭期間中の支援室で活動する
学生らによる各種ワークショップ、はるひ野中学校の外大訪問の様子を
中心にお届けします。


★☆******外語祭 ワークショップ・中学生ツアー特集******★☆
11月19日(金)~23日(火)の外語祭期間中、支援室でボランティアに
携わる学生たちが各種ワークショップや企画を実践しました。

*11月20日(土) オープンキャンパス*
▼学習支援 「外国につながる子どもたちの世界~日本語が外国語~」
府中、調布や川崎などの小中学校や地域の日本語教室で日本語・学習支援
に取り組む学生らによる活動紹介とワークショップを行いました。高校生を中心
とする13名の参加者は、ペルシア語で授業を受けて外国から来た子どもの気持ちを
擬似体験したり、学生ボランティアの体験談に熱心に耳を傾けました。

参加者の声:
●学習支援という制度を始めて知りました。この数十分間でボランティアに
 ついても考えが大きく変わりました。(高校1年生)

●娘の小学校に韓国から来たお友達がいましたが、全く日本語が分からなかった
 ので、はじめは大変だったということを今日初めて実感しました。

▼国際理解教育 「多文化しゃべり場~ボクの常識は世界の非常識!?~」
10月29日はるひ野小中学校で国際理解教育の実践を行ったメンバーによるワー
クショップ。高校生はもちろん社会人の方も含む12名が参加しました。外大の留
学生へのインタビュー映像をもとに、参加者と一緒に異なる文化を持つ人とわかり
合うためにはどうしたらよいか話し合いました。

参加者の声:
●とても興味深く、たくさんのことがこの短時間で知れたように思います。
 何がどうだからではなく、お互い積極的に交流することも大切なんだなと
 感じることができました。(高校1年生)

●こういった意見交換はあまり機会がなかったので、視界を広げるのにとても
 よい経験になりました。

▼多文化コミュニティフィールドワーク報告会
7月2日~3日に多言語・多文化教育研究センターの主催で静岡県浜松市を
訪れ多文化共生の街作りを学んだ学生らが現場を見て感じた共生のあり方を
伝えました。親子、中国から日本に移住した方や本学卒業生など幅広い年代
の方10名が参加しました。

参加者の声:
●「世界」を感じるワークショップ、よくまとまっていて浜松のケースを垣間見る
 ことができました。卒業後も今の視点をぜひ大切にしてくださいね。(外大OB)

●国境のない世界と言いますが、自然に触れ合える人間関係が築ければいいと
 思います。

*11月22日(月)*
▼はるひ野中学校1年生外語祭ツアー*
10月29日に、学生ボランティアが出向いて国際理解教育を実践した
はるひ野小中学校の中学1年生(2クラス 64人)が、今度は外大に
遊びにきてくれました。「ベトナムの米粉で作られているうどんの名前は?」
「アイヌ料理や琉球料理はどんなものが売られている?」など班ごとに与え
られた「ミッション」を解決するために、料理店やGIRASOL、Amigosなど
の展示を回りました。あいにくの雨にも関わらず、中学生は皆元気いっぱい。
インドネシア舞踊の鑑賞など普段の学校生活とは違った一日を楽しみました。

関連記事:その他の活動 報告 Amigos GIRASOL(ミッション解決への協力)

★☆******お知らせ:調布市市民活動支援センターニュースレター
支援室の活動特集******★☆
調布市市民プラザあくろす 市民活動支援センターのニュースレター「えんがわ
だより」(2010年10月発行No.61)の特集記事で多文化コミュニティ教育支援室が
取り上げられました。タイトルは「多言語・多文化化する日本~東京外国語大学
多言語・多文化教育研究センターの活動を通して見えること~」。支援室の活動
概要と共に、今年7月まで日本語・学習支援専門員として勤務していた河北祐子
さんが日本語・学習支援の意義を語ったインタビューが掲載されています。
この「えんがわだより」は多文化コミュニティ教育支援室にて読むことができます。

調布市市民プラザあくろす 市民活動支援センター
http://chofu-npo-supportcenter.jp/
「えんがわだより」(PDF版でニュースレターも読めます)
http://chofu-engawa.seesaa.net/

■□■学習支援活動■□■
子どもたちと交流しながら勉強をサポートする学習支援活動。
新たなボランティアを随時募集しています。

======!募集中!===============
▼調布市国際交流協会 調布市立学校 日本語指導教室
調布市内に在住する日本語を母語としない子どもたちに日本語と教科学習の
支援をしてくれる仲間を募集中です。

場所:調布市教育会館(調布駅より徒歩5分)
日時:毎週水曜日15時~17時
    土曜日10時~12時(どちらかのみの参加でもokです)

教室の詳細はこちら:
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1220323788521/index.html


参加申し込みや問い合わせはこちら:
多文化コミュニティ教育支援室(206教室)
担当:奈良部、鈴木
042-330-5428
t-shien@tufs.ac.jp

======*報告*============
▼ 江戸川区立葛西中学校 
11月12日(金)と17日(水)間の3日間、江戸川区立葛西中学校にて
ブラジル、ペルー、中国出身の生徒らに学生ボランティアが
期末試験対策の学習支援を行いました。
担当した武田さん(ロシア語専攻)に体験談を伺いました。

―今回、活動をしてみようと思ったきっかけは何ですか。
武田さん:Add-onの授業で同じグループの、支援室で活動している友人
      に声を掛けられたことがきっかけでした。

―中国出身の中学3年生の男の子を見たそうですね。
武田さん:ちょうど副専攻語で中国語を勉強しているので、最初に自分
      の名前を中国語読みで言ってみました。

―喜ばれそうな自己紹介ですね。
武田さん:その効果か、2時間休憩無しで数学の二次関数を頑張ってくれました。
      学校の先生からは「黒板も使って良いよ」と言ってくれたのですが、
      同じ目線で教えたいなと思い机を隣に並べて教えてみたり・・

―初めての学習支援とは思えないアイデアや工夫が満載ですね!
武田さん:塾講師の経験が少しあったからでしょうか。でも、これからもっと活動を
      通して色んな年代の色んな人と接したいですね。そうすることで経験を
      積んで多角的な視野を得ることができると思います。

―穏やかな語り口が印象的な武田さん。これからより活動の幅を広げ
たくさんの子どもたちに喜ばれる存在になって欲しいですね。

======*進行中・予定*============
▼府中市、調布市学習支援ボランティア
  学生たちが府中市および調布市の小中学校に出向き、フィリピンや中国、ロシ
アなど外国につながる子どもたちに日本語を教えたり、学校の勉強のサポートを
継続しています。

▼武蔵野市第四中学校内 学習センター すてっぷルーム 
 武蔵野市帰国外国人教育相談室が主催し、武蔵野市第四中学校内学習セン
ターで 毎週水曜日に行われている「すてっぷルーム」。 ここでは、学芸大学など
複数の大学からの学生ボランティアと日本語の先生が一緒になって、外国から来
た子どもたちや帰国生の学習支援、交流を行っています。

▼調布市国際交流協会 調布市立学校 日本語指導教室
調布国際交流協会が週2日運営する子どものための日本語教室にて、11
名の学生ボランティアらが支援に取り組んでいます。12月11日(土)には学生、
子ども、市民ボランティア間の交流を深める「お楽しみ会」を企画しています。


■□■国際理解教育■□■

========*報告*===========
▼はるひ野小中学校 国際理解教育実践
 6月に小学5年生を対象に国際理解教育を実践した川崎市立はるひ野
小中学校で10月末に中学1年生を対象に実践を行いました。

日時:10月29日(金)
場所:川崎市立はるひ野小中学校
対象:中学校1年生(2クラス65人)
テーマ:「多文化共生」
内容:アイスブレイキング 「地図埋めゲーム」
  ワークショップ「仲間さがしゲーム」
  外大留学生・留学経験日本人学生へのインタビュービデオをもとにしたディス
カッション

 「仲間探さがしゲーム」は、額に各色のシールを貼られた生徒たちが無言で仲間
を見つけて固まるというもの。シールが人種や国籍を表していることや、つい見た
目で人を判断してしまうことに気づいてもらいました。さらにビデオに基づくディス
カッションで、違う文化を持つ人と仲良くするにはどうしたらよいか、生徒と学生と
少人数で掘り下げた話し合いをすることができました。

参加した学生の声:
リーダーを務めた小山さん(ウルドゥー語専攻)
初回の顔合わせでいきなりリーダーになってしまい、最初は不安でした。
初めて国際理解教育を経験した6月の同小中学校での実践も楽しかった
ですが、今回裏方の大変さを知りあの時はお客様気分だったと感じました。
「仲間さがしゲーム」ではファシリテーターを務めましたが、どの意見を拾えば
よいか迷うくらい、中学生から多様な意見が出たのがよかったです。

佐々木さん(ロシア語専攻)
外国につながりを持つ子どもの自殺、いじめの問題についてメッセージを伝えまし
たが、国際理解以外の面でも通ずるものがたくさんありました。小山さんらに誘われて
途中からの参加でしたが、今まで経験した実践の中でも今回は特別で充実
したものになりました。

中学生の感想より:
●人を「○○だから」や、「○○人だから」と言って、差別してはいけないことを、お
でこにシールを貼る仲間探しゲームでとても分かりやすく説明してくれた。ぼくたち
がなぜシールの色で、仲間を探し分けたのか分からないけれど、目に見えやすい
もので仲間分けはしていけないのかなと思った。

●歴史の教科書で黒人差別について読んで「なんで黒人差別がおこるのかなぁ」
と思っていました。今日のワークショップを聞いて改めて「やっぱりお互いの性格や
肌の色のことをちゃんと理解すれば、人種差別もなくなる」と思いました。

========*準備進行中*=============
▼はるひ野小中学校  国際理解教育実践
6月に小学5年生、10月に中学1年生を対象に国際理解教育を実践した
はるひ野小中学校で今度は、小学6年生の「外国語活動」の時間に、「コミュ
ニケーション」をテーマにワークショップを行います。

場所:川崎市立はるひ野小中学校(小田急線「はるひ野」駅より徒歩5分)
実施予定日:12月10日(金) 1時間目~6時間目
対象:小学6年生3クラス (2コマ×3回)

昨年10月に府中市立住吉小学校で実践した「難破船ゲーム」の改良版を今回
実施する予定です。この「難破船ゲーム」、「皆さんは、乗っていた船が嵐に遭って
ある島に流れ着きました。この島に住む人たちには、日本語も英語も通じませ
ん。壊れた帆を直して日本に帰るためには、島の人たちに助けてもらわなけれ
ば…」という状況設定。
リーダーを務める根津さん(朝鮮語専攻)に意気込みを伺いました!
「皆それぞれ経験を積んできたメンバーが集まっているので、話し合っていても意
見がどんどん出てきて面白いですね。難破船ゲームは既に形が出来上がってい
るので大きな失敗はないと思いますが、その分今回はいかに改良していくかという
のが課題です。」


▼高校生のための国際理解セミナー
毎年夏と冬に行われている高校生のための国際理解セミナー(通称グローバルセ
ミナー;グロセミ)が今期もやってきます!「多文化共生」をテーマに、外大キャンパ
スを舞台にして、全国から参加する高校生約40名を対象とした2日間のセミナー
を企画しています。

実施予定日:12月25日(土) 26日(日)
場所:東京外国語大学内
対象:高校生約40名

今回グロセミ初挑戦となる長谷川さん(カンボジア語攻専攻)に意気込みを
伺いました。

―グロセミに携わろうと思ったきっかけはなんですか。
長谷川さん: 今年5月に参加したボランティア入門講座で、グロセミのビデオを見
て面白そうだなと思っていました。7月に携わった国際理解教育実践
の仲間から「やろうよ」と誘われたのがきかっけです。

―メンバーの印象、話し合いの様子はどうですか。
長谷川さん:同じ1年生でも、高校時代にグロセミを経験した子がいたり、上級生も
経験者が多く、意見がよく出て勉強になります。

―今回のテーマは「難民」。少しハードルが高く見えますが・・。
長谷川さん:「難民」って話題になるわりに、実際のところよく分かっていないんだ
なと感じています。ワークショップを体験したり新聞記事を読んでメンバ
ーで勉強する中で受入申請が成立しても、言葉や生活の問題だったり
その後が大変なんだと見えてきました。

―グロセミを通してどんなことを高校生に感じて欲しいですか。
長谷川さん:想像すること、相手の立場に立って考えることの大切さに気づいて欲
しいです。私自身、初めてのグロセミ参加で、テーマも扱いにくいのが
正直なところ。自身も理解しながら伝えていきたいです。

―専攻語として学び、国際理解教育実践を通す中で自分や周りのカンボジア
へのイメージも変えていきたいという長谷川さん。難民を扱った授業でも「難民自
身の視点が欠けているのでは」など敏感になってきたそうです。長谷川さんが等身
大で学び成長する姿が高校生にも刺激になりそうですね。


 ■□■その他の活動■□■
========*進行中*===========
▼多文化バンド BLANK始動!
 支援室の学生に携わっている学生、7名によるバンド、BLANK(ブランク)
が始動しました。トランペット、アルトサックスはもちろん、オーボエ、三線
(さんしん)などバラエティに富んだ楽器編成となっています。
現在、初舞台となる高校生のための国際理解セミナーの交流会に向けて
授業の合間を縫って練習を重ねています。

12日(金)1限 集会室Bで行われたBLANKの練習におじゃまし、砂田さん(ドイツ語専攻)、
田口さん(朝鮮語専攻)をはじめとする皆さんにインタビューしてきました。

―バンド名の“BLANK”の由来はなんですか?
砂田さん:真っ白な気持ちで、そこから多様な色に染めていければという願いを
      込めて。あと、メンバーの大半が楽器演奏をするのが高校以来だったり
     と割とブランクがあるので・・(笑)

―ずばり、バンドのリーダー的存在は誰ですか?砂田さん?
砂田さん:いやいや、精神的リーダーは田口くんです。私はもっぱら事務的な
      面でのリーダーですね。

―多文化バンド発起のきっかけはなんだったのしょう、田口さん。
田口さん:もともと音楽をやりたい、というのは数年前から自分の中にあって。
      支援室には不思議と楽器ができる人が多かったんですよね。でも、
      演奏する楽器は皆それぞれで、演奏する本人たちの人柄も違う。
     習ってる言語も違う。皆の色んなルーツが詰まったバンドができ
     たら面白いなと。

―歌詞には各国語を混ぜて歌っていますね。
砂田さん:メンバーの専攻語でもあるドイツ語、韓国語はもちろん、沖縄の
      言葉でも歌いますよ。ちなみに、ドイツ語は私が書いた日本語の
      詩から翻訳したものです。

―最後に、初舞台に向けての意気込みを教えてください。
砂田さん:皆で一つのものを創る過程を楽しみながら練習していきたいですね。

―和気あいあいと練習していたBLANKのみなさん。多様な楽器や言葉の響きが
生み出す温かなハーモニーが、本番で高校生にどう受け止められるか気になりますね。
演奏曲目は当日のお楽しみです。
*支援室ホームページにも記事がアップされています。
そちらで写真もぜひ見てください。

========*報告*===========
▼多文化コミュニティフィールドワーク報告プレゼンテーション
7月2日~3日にかけて多言語多文化教育研究センターの青山亨教授らと共に、
静岡県浜松市を訪れた学生6名が、11月16日(火)4限Add-onプログラムの一
つ「多言語・多文化社会論Ⅱ」の授業にて活動報告をプレゼンテーションしました。
5人の学生が自分たちが現地で見た各団体の取り組みや多文化共生への考え方
の違いはもちろん、フィールドワークを通し現場を見ることの大切さを受講学生ら
に届けました。授業後半では班別にディスカッションも実施し、「共生」とは何か改
めて考える機会となりました。

受講者の声:
●「日本語が出来ないことより、親子の会話が出来ないことの方が悲劇だ」という言
葉に心が打たれました。アイデンティティがどこにあるか不確実になってしまい、当
事者は苦悩するだろうと思うと、何とかしたい。

●「自分が日本に住む日本語を話せない外国人であるとしたら・・・」と考えると、日
本人とのコミュニケーションを積極的に関わっていくということは難しいと思った。し
かし、日本人のコミュニティと外国人のコミュニティが日本国内において分断されて
いることは双方にとって良いことなのか、悪いことなのか、考えさせられた。

また、11月29日(月)には、浜松でお会いした静岡大学の教授が支援室に訪
れ報告会の成功を伝えることができました。

▼うりぬり
朝鮮語専攻の学生と、韓国の留学生が中心となって活動している団体で、主に小
中学校での文化交流や勉強会、日韓の学生間交流を行っています。外語祭で
は韓国の伝統楽器を演奏するサムルノリに携わるメンバーが、朝鮮舞踊部と共演
し多くの観客を迎えました。興味のある方は、まずはミーティングを覗いてみ
てくださいね。
 
 ミーティング:毎週金曜日昼休み 講義棟209教室にて
☆うりぬりのHPで写真入りブログを見れます:
http://blogs.yahoo.co.jp/gaidai_urinuri


▼Amigos  
 ポルトガル語専攻の学生が中心となり地域の外国人児童生徒に対しての日本語
による学習支援や、ブラジルに関する文化交流などに取り組んでいる団体です。
外語祭では全日にわたり、武田准教授率いる「ポルトガル語圏の文化・文学」
ゼミと共催で火薬広場~Praca de Polvora」を開催しました。20日にはミニライ
ブ、21日にはワークショップを開催。22日のはるひ野中学校中学1年生外大ツア
ーでは「サッカー選手のロナウジーニョの出身はブラジルのどこ?」というミッション
の解決に協力もしました。

Amigosの活動に興味のある方はぜひ、ミーティングを覗いてみてくださいね。
ミーティング: 毎週月曜日昼休み 講義棟207教室にて
☆AmigosのHPで写真入りブログを見れます:
http://www.tufs.ac.jp/st/club/amigos06/

▼ラテンアメリカの会 GIRASOL
 2007年、スペイン語専攻の学生で立ち上げた国際協力系サークル、ラテンアメ
リカの会GIRASOL(ヒラソル)。 外語祭では全日にわたり !Viva
Latinoamerica!を開催。メキシコ先住民の民芸品やフェアトレード商品の販売
の他、チャリティフットサル大会や学習支援活動についての発表も行いました。
22日のはるひ野中学校中学1年生外大ツアーではミッションの解決にも協力し、
GIRASOLメンバーが子どもたちに分かりやすくフェアトレードについて解説をし
ました。

☆GIRASOLのオフィシャルブログはこちら:
 http://ameblo.jp/latinoamerica-girasol

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 編集者より

季節はあっという間に12月。受験シーズンの到来です。
学習支援先でも、ベトナムやカンボジアの中学3年生4人と一緒に
週末ごとに高校説明会にせっせと足を運んでいます。

日本語での面接練習、入試過去問題の演習・・
課題は山積みで正直、先行き不安です。

そんな中11月27日(土)28日(日)に本学で開催された多言語・多文化社会
研究全国フォーラムで、他の地域で外国につながりを持つ中3生の支援に
取り組むバイリンガル教員の方に出会えました。
「こちらが焦っても仕方ないの。たくさん褒めて励ましてあげてね!」
との言葉に、私自身が励まされました。
肩の力を抜いて、地道にサポートしていきたいと思います。

 ロシア語専攻 田中
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
このメールマガジンに関する御意見、もしくは支援室の活動に関連して、学生にと
って有益な情報がございましたら、t-shien@tufs.ac.jp(支援室代表)までメール
にてご連絡いただければ幸いです。

多文化コミュニティ教育支援室は2012年の東京外国語大学の改組にあわせ、 より広いボランティア活動をサポートするためのボランティア活動スペースとなりました。
(本サイトはアーカイブとして公開を続けています)