【2013年度】各講座の紹介

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今年度はイタリア語の6講座に加え、ルーマニア語、古代ギリシア語、ラテン語を開講します。


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「Parliamo イタリア語」

担当:田上茉里花

開講期間:8/5~9 (午前・11:00?12:30) 全5回

講座内容:

Buongiorno a tutti!

Parliamo イタリア語は、イタリア語会話初級?中級の講座です。この講座では、イタリア語を既に学んだことがある方を対象に、毎回決まった場面やテーマを設定し、イタリア人のアシスタントと共に会話の練習をしていきます。

自己紹介をはじめ、授業もなるべくイタリア語で進めていきたいと思います(説明などは、日本語ですることもあり得ます)。

イタリア語を学んだけれども使う機会がない、という方や、イタリア語を現在学んでいるけれど、実際に話す機会がなくてなかなか上達できない、という方にお勧めです。モデルの会話文も準備する予定ですので、自信のない方も思い切ってご参加ください。五回という短い時間ですが、全員がたくさん話して、上達できるような講座を目指します。

イタリア語をとにかく話したい方、イタリア人と話したい方、皆様のご参加をお待ちしております!


「イタリア語を聞く」

担当:粒良麻央

開講期間:8/5~9 (午後・13:30?15:00) 全5回

講座内容:

当講座は、イタリア語の中?上級リスニング講座です。

イタリアのテレビ番組、ニュース、ラジオ、映画など、身近なトピックを扱う映像や音声を教材に、自然な速さのイタリア語を聞き取る訓練をします。授業では映像や音声に加えて簡単な問題とトランスクリプトを使い、〈内容の広い把握〉と〈細かい単語・表現の理解〉の両方のポイントからリスニングを練習します。

ネイティブによる実際の発話/会話の音声を用いてのリスニングは、会話の実践の場において役立つことはもちろん、検定対策としても有用です。

イタリア人同士の会話、ないしイタリア国内向けの映像や音声の使用を予定していますので、日常生活に必要とされる基本的なイタリア語をひと通り習得されていることが望ましいですが、イタリア語のリズムや音が好きでもっとわかるようになりたいという方、思いきって少し難しいものに挑戦してみたいという方、リスニングが苦手なので練習してみたいという方、どなたでも歓迎いたします。授業の最後には日替わりでイタリア語の歌も用意します。奮ってご参加ください。


「ルーマニア語入門」

担当:菅井健太

開講期間:8/5~9 (午前・11:00?12:30、午後・13:30?15:00) 全10回 ※午前、午後に連続してご受講していただく必要があります。

講座内容:

本講座はルーマニア語の入門講座です。

文字と発音から始め、簡単な文法や表現などを、教科書『ニューエクスプレスルーマニア語』(鈴木信吾著、白水社)に沿って学んでいきます。

ルーマニア語は、イタリック語派に属する言語で、いわゆるロマンス諸語の一つですが、他のロマンス諸語には見られない様々な特徴が見受けられます。

たとえば、後置定冠詞の存在や動詞の不定形に代わる接続法の多用はその一例です。これらと似た特徴は周辺のバルカン諸語に共通して見出されます。

また、何世紀にもわたりスラヴ語の海に囲まれてきたルーマニア語には、主に語彙においてスラヴ語の要素を見出すことも少なくありません。

バルカン半島で話されているロマンス語に触れてみましょう!


「イタリア語のシステム1」

担当:土肥篤

開講期間:8/19~30 (午後・13:30?15:00) 全10回

講座内容:

イタリア語の文法講座です。1では、初級レベルの内容(名詞の性と数、直説法現在、近過去、半過去など)を中心に、入門講座ではやらないような細かい部分にも触れながら勉強していきます。授業では、問題集を使い、ただ聞いているだけの授業にならないようにしたいと思います。

イタリア語がまったくの初めてというわけではないけれど、文法をもう一回学びたい!という方や、ブランクがあって忘れてしまっているなぁ、という方は、この機会にイタリア語文法を一緒におさらいしてみませんか?もちろん、おさらいというほどきちんと勉強したことはないけれど、という方も歓迎です!

(イタリア語が完全に初めて、という方は「イタリア語入門」の受講をご検討ください。)


※イタリア語のシステム1および2では、2011年度の初級文法講座で用いたものと同じ教材を使用します。授業内容は同一にしないつもりですが、内容が重複する可能性があります。受講をお考えの方はどうかご了承ください。


「イタリア語のシステム2」

担当:土肥篤

開講期間:8/19~30 (午前・11:00?12:30) 全10回

講座内容:

イタリア語の文法講座です。2では、接続法、条件法など動詞の活用形を中心に、初級レベルよりも少し進んだ内容で、より深いイタリア語への理解を目指します。1と同様、解説をしながら問題集を使いたいと思います。

基本的な文法には自信があるが、難しい文章を読むために必要な文法事項についても知りたい!という方はもちろん、少し背伸びしてみたいという方も、一緒にイタリア語文法の世界に浸りましょう!1との同時受講も歓迎します。


※イタリア語のシステム1および2では、2011年度の初級文法講座で用いたものと同じ教材を使用します。授業内容は同一にしないつもりですが、内容が重複する可能性があります。受講をお考えの方はどうかご了承ください。


「古代ギリシア語入門」

担当:末次透

開講期間:8/19~30 (午前・11:00?12:30) 全10回

講座内容:

トロイの木馬、ソクラテス、アレキサンダー大王・・・高校世界史の冒頭で燦然と輝く古代ギリシア、現代ではEUのお荷物国家という残念なイメージが強いギリシアですが、古代では、ヨーロッパ文明の源流となったギリシア文化を花開かせた、文明大国でした。

本講座では、そんな豊かなギリシア文化を育んだ古代ギリシア語の文法を、文字の読み書きから始め、簡単な文法事項を学習していきます。

基本文法を一通り学んだ後、最終日には古代ギリシア語バージョンの、旧約聖書の創世記の冒頭部を受講者のみなさんと一緒に読んでいこうと考えています。

ラテン語同様、ギリシア語なんて初めてという方向けの入門講座です。もちろんギリシア語を基礎からリハビリしたいという方のご参加もお待ちしております。


「ラテン語入門」

担当:末次透

開講期間:8/19~30 (午後・13:30?15:00) 全10回

講座内容:

広大なローマ帝国の領土で公用語として多くの人々に話されていたラテン語は、帝国滅亡後にはフランス語やイタリア語、ルーマニア語といったロマンス諸語の母親となり、またラテン語自身も教会や学問を中心に使用され続けている、まだまだ現役の生きた言語です。

本講座では、古代ローマ時代の文法を中心として、アルファベットの発音から始めてラテン語の基礎的な文法事項を学習していきます。

パヴァロッティが歌う有名な"Ave Maria"を視聴したり、最終日は受講者のみなさんと一緒にウルガータ(ラテン語訳聖書)の冒頭部の読解に挑戦したいと思います。

ラテン語に初めて挑戦してみたい方、学習経験はあるもののほとんど覚えていなくてもう一度基礎からやり直してみたいといった方のご受講をお待ちしております。


※ なお、両古典語講座では最終日に旧約聖書の読解を予定していますが、神学・宗教学的議論に発展することはありません。これは担当講師が八月に盆踊りを踊ったり、元旦に初詣でに行ったり、毎朝の血液型占いに一喜一憂したりする典型的な日本人で、かつ特定の宗教の是非を問うほどのユダヤ・キリスト教学的知識を充分に持たないためです。比較的平易な文章で構成されている聖書の読解を通して、古典語に慣れ親しんでいただくことを目的としています。


「イタリア語入門」

担当:粒良麻央

開講期間:8/19?30 (午前・11:00?12:30) 全10回

講座内容:

イタリアのことがなんだか気になる? それならイタリアへの道を、ことばの勉強から深めてみませんか。

この講座はイタリア語の総合入門講座です。イタリア語を初めて学んでみたい、あるいは、あらためてゼロから学び直したい、という方を対象とします。

当講座では「使えるイタリア語」を身につけることを目指し、会話に重点をおきます。挨拶、自己紹介、意志や好みの表現、ものの尋ね方など、日常生活の場面に合わせた会話を、教科書『ニューエクスプレス イタリア語』(入江たまよ著、白水社)に沿って学習していきます。各課のダイアログを通して基本的な文法事項や語彙・表現を学んだら、耳と口を使ってイタリア語の音に親しみましょう。

10日間のイタリア語修行の最終日には、易しい会話も楽しめるようになっているはずです。この夏、一緒にはじめの一歩を踏み出しましょう!


「読んでみよう!イタリア語」

担当:田中国光・村上満里絵

開講期間:8/19?30 (午後・13:30?15:00) 全10回

講座内容:

文法はだいたい学んだので、身につけた知識をつかってイタリア語の文章を読んでみたい、という方にぴったりの講座です。

レシピやガイドブック、民謡の歌詞や新聞記事などさまざまな生きたイタリア語のテキストに触れながら、イタリアの文化を学んでいきます。

ゆっくり丁寧に進めていくつもりですので、基礎的な文法の知識があれば大丈夫です。たくさんのご受講、お待ちしております。

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