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2007年01月01日

potch2.gif  ごあいさつ

東京外国語大学外国語学部日本課程
日本語専攻の紹介

  日本課程は、東京外国語大学外国語学部を構成する7つの課程の1つです。専攻語は日本語です。国語として認識される日本語ではなく、他の25の専攻語と同列の外国語として日本語を認識することを、その原点においています。

 日本課程は各学年45人の学生定員を有しています。そのうち30人が外国人学生、15人が日本人学生という内訳です。入学した学生たちは同等の立場で、どうしても別学が必要な科目を除いて、すべて、一緒の教室で同じカリキュラムで学びます。外国人・日本人が分け隔てなく混在した環境で、日本語とそれに関わる日本学を学ぶことになります。外国語としての日本語の認識もこういう環境で追求されるのです。

 日本課程には現在11人の教員が在籍し、研究と教育に励んでいます。日本語学の専門家をはじめ、日本語教育学、言語学・対照言語学、日本文学、日本思想史、日本歴史学・社会論の専門家により構成されています。それぞれ着実な研究活動を展開し、それを資本に学生の指導に当たっています。


 日本課程は、1985年に日本語学科として発足しました。外国語学部の中では比較的歴史が浅い専攻語ということになります。しかしながら、日本語学科として成る以前の長い前史を持っており、それを継承したからこそ成立し得た専攻語といえましょう。

 早くも1954年に外国人留学生に日本語を教える1年制の留学生別科が置かれたことが、そもそもの始発です。その後一般教育課程までを含む3年制の留学生課程に発展し、1968年に特設日本語学科として、4年制の学士の称号(現在の学位)を授与する学科に成長しました。

 外国語学部の構成単位としての直接の先祖は、この特設日本語学科ということになりますが、外国人だけの学科故の「特設」でした。カリキュラムについては日本人学生を直ちに迎え入れられる体制を整えていましたが、日本語専攻の日本人学生とは何かについて理解が得られないなど様々な事情から、20年近くにわたりそのままでした。関係者の努力により日本人学生を迎え入れ、日外混在の真の小国際社会としての教室が実現したのが1985年だったのです。

 前史に当たる先人たちの貴重な積み重ねを受け継ぎながら、この特色的な存在である日本課程をさらに理想的なものとすべく、日本課程の教員・学生は日々に研鑚を重ねております。