[MyTUFS:20] 専攻語の授業に関して
皆さん、こんにちは。アラビア語科4年の並木です。
1ヶ月もご無沙汰してしまいましたが、
受験生の皆さんはお元気ですか?
ゴールデンウィークも終わり、
そろそろ模試などが本格化してくる頃でしょうか。
私の周囲では学年に関係なく5月病が大流行中です。
課題をやる気が出なくてソーシャルネットワーキングサイトに入り浸ったり、
授業を休んだり、音信不通になったり。
こういうときは、
「やる時はやる、休む時は休む」とメリハリをつけて乗り切って欲しいものです。
モチベーションが下がったら
目指す専攻語地域の料理屋さんなんかに行ってみるのもいいかも知れませんよ。
私の最近のお気に入りは日暮里にあるイラン料理屋さんです。
日本語ペラペラなイラン人のおじさんがいい味出してます。
ランチも水煙草も1000円で素敵です。
さて、今回からは授業について、少しずつお話ししていこうかと思います。
先ずはアレですよ、選んでしまったからにはもう逃げられない専攻語。
皆さんは「外大に入ったらペラペ~ラになるに違いない!」と思われるかもしれませんが、
ハッキリお伝えしましょう。それは努力次第です。
私の同期のアラビア語科15名を見渡しても、
「ペラペラ」レベルで喋るのは6、7人ほどです。
まぁ残りの9人は他のところで開花してるので、それはそれで良いかもしれませんね。
中国語とか、ラグビーとか。
授業数は専攻語にもよりますが、
1~2年生の語学の授業は週6、7コマ(1コマ90分)。
文法・聴解・会話・読解・作文などのジャンルに分けられており、
(落第しなければ)一学期に一ランクずつ、レベルを上げていきます。
アラビア語の場合は「方言」なんてジャンルもあるんですけどね。
エジプト方言、シリア方言、イラク方言……アラビア語は多様なのであります。
語学は初めが肝心です。
特に英語以外の言語の場合、文字や読み方、書き方から始めたりしますよね。
これが案外あなどれない。
私なんか、アラビア語のNとBを間違えて
一学期の最終テストでも自分の名前を「BAMIKI」と綴り、
名前に×を食らったものです。
特にラテン文字を使わない言語は書き順から読み方、正確な発音まで、
手と口と耳を使って一生懸命覚えましょう。
ここがキッチリ出来ているか居ないかで、
ネイティブからの評価や聴き取り力が随分違います。
受験生の皆さんはリスニングのついでに耳を鍛えておきましょう。
文字が終われば次は文法。
これもまた、絶対にあなどってはいけません。
本っっっっ当に奥が深いからです。
ここがしっかり出来ている人と出来ていない人とでは、
読解力に大きな差がつきます。(と、出来なかった人は語る)
出される宿題はきちんとこなし、
間違えたところはきちんと復習することをお勧めします。
語学は予習より復習です。
同時進行で始まる会話の授業では、
文字を読めるようになる前から単語を耳で覚えさせられたり、テストまで実施されたり。
「覚えられるわけないじゃん!」と不平をたれず、
耳力に集中して乗り切りましょうね。
カタカナで書いて覚えてはいけません。
うちのシリア人の先生は常に
「ノー カタカーナ」と生徒の手元をチェックしていました(笑)。
さて、最初のうちこそ易しくて楽しい語学ですが、
5、6月を過ぎると授業は一気にスピードアップします。
「詐欺だ!」と叫びたくなるくらいのスピードアップ具合です。
これが5月病との絶妙なコンビネーションを見せつけた結果、
多くの新入生さんが凹んで家に籠っちゃうんですよー。
特に一人暮らしの人は要注意ですね。お友達は上手く構ってあげましょう。
さて、語学を学ぶ上で
初めから終わりまで大事なのは、
「その言語をやって、何につなげたいか?」
という点がはっきりしていることです。
趣味として、研究対象として、研究のツールとして……
語学の位置づけは人それぞれですね。
私の場合は
「アラビア語を通して世界のことをもっと知るんだ!」
「アラビア語を通して“紛争地”の実態を見るんだ!」
という点が目的でした。
が、2年生のころは授業でいっぱいいっぱいで、
毎日毎日の課題をこなすのに精いっぱいで、
そんな昔のことは忘れがちでした。
語学の授業は1、2年で一段落します。
毎日毎日の課題をこなすことに専念していると、
途端に「何をしたらいいのか?」分からなくなってしまうのです。
その後の勉強が充実するように、
「何でその言語を勉強するのか?」
という大事な大事な原点を、
受験生のうちにしっかり見つめておくことをおススメしま~す。
ちなみに余談ですが、
アラビア語の辞書は一冊7000円します。覚悟しておいて下さいね。
(写真は図書館3階。皆よくここで辞書を片手に勉強しています)
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