井上史雄名誉教授と西永良成名誉教授が2023年春の叙勲を受章

2023.05.01

令和5年春の叙勲で、井上史雄名誉教授と西永良成名誉教授が瑞宝中綬章を受章しました。

内閣府では、春秋叙勲として年2回、各界の功労者に対して叙勲を授与しており、瑞宝章は、公務等に長年にわたり従事し成績を上げた者に贈られる勲章です。

井上史雄(いのうえふみお)名誉教授:
1942年生。専門は日本語学。博士(文学)。1971年東京大学大学院言語学博士課程修了、東京大学文学部助手、北海道大学文学部助教授を経て、1977年に東京外国語大学助教授に赴任。教授を経て、2005年に定年退職、同年名誉教授。著書に『言葉づかい新風景(敬語・方言)』(秋山書店)、『新・敬語論』(NHK出版新書)、『方言学の新地平』(明治書院)、『日本語ウォッチング』(岩波新書)、『敬語はこわくない』(講談社現代新書)、『日本語の値段』(大修館)、 『計量的方言区画』(明治書院)、『日本語は生き残れるか―経済言語学の視点から』(PHP新書)、『辞典〈新しい日本語〉』(東洋書林、鑓水兼貴と共筆)など多数。

西永良成(にしながよしなり)名誉教授:
1944年生。専門はフランス語・フランス文学、思想。東京大学文学部仏文科卒業。フランス パリ大学文学部修士課程修了、同大博士課程中退。1972年に東京外国語大学助教授に赴任。教授を経て、2008年定年退職、同年名誉教授。1966年、フランス共和国よりフランス教育功労章オフィシエを受章。著書に『激情と神秘─ルネ・シャールの詩と思想』(岩波書店)、『小説の思考─ミラン・クンデラの賭け』(平凡社)、『『レ・ミゼラブル』の世界』(岩波新書)、『カミュの言葉─光と愛と反抗と』(ぷねうま舎)など、訳書にクンデラ『冗談』(岩波文庫)、サルトル『フロイト』(人文書院)、ユゴー『レ・ミゼラブル』全5巻(平凡社ライブラリー)、編訳書に『ルネ・シャールの言葉』(平凡社)など多数。

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