イラン映画「ジャスト6.5 闘いの証」を上映、トーク

2023.02.20

2023年2月12日(日)、アゴラ・グローバル プロメテウス・ホールにおいて、TUFS Cinemaイラン映画『ジャスト6.5 闘いの証』上映会が開催されました。

本作品は、サイード・ルースターイー監督が脚本も手がけた2019年の作品で、同年第32回東京国際映画祭コンペティション部門で、最優秀監督賞と最優秀男優賞(麻薬王役の男優:ナヴィード・モハンマドザーデ)を受賞しています。イランに蔓延る(日本も絡むとされる)麻薬犯罪に焦点を当てることにより、イラン社会の闇の部分を浮かび上がらせつつ、収容後の麻薬王と彼を取り調べる刑事、双方の心の動きを緻密に描き出した、息を呑む展開が繰り広げられる映画で、131分という長さを全く感じさせない作品です。

上映会では、本学非常勤講師の森島聡氏より、映画鑑賞のために最低限必要と思われるイラン情報が予め提供された後、本作の全篇上映が行われました。上映後、作品の要所を映像で後追いしながら森島氏より解説があり、タイトルの「ジャスト6.5」の意味するところについての説明で講演が締めくくられました。その後、鑑賞者から多くの質問が寄せられて活発な質疑応答の時間となり、予定終了時刻ぎりぎりでの閉会となりました。

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