第3回日露大学協会総会に参加

2021.09.28

2021年9月16日(木)、第3回日露大学協会総会(新潟大学主催)がオンラインで開催され、本学から、松隈潤副学長(国際等担当)、沼野恭子教授(大学院総合国際学研究院)、新井滋特任教授(大学の世界展開力強化事業(ロシア)コーディネーター)、職員2名が参加しました。今回の総会は、「日露経済協力・人的交流に資する人材育成の推進」をテーマに掲げ、第9回日露学長会議を兼ねて開催されました。

日露大学協会は、2016年12月に開かれた日露首脳会談の場において、日露の大学間交流強化を目的に、両国の高等教育機関の代表間で覚書が締結されたことにより設立されたものです。同協会総会は1年半ごとに日本とロシア間の持ち回りで開催されることになっており、2018年5月に第1回が札幌で、2019年9月に第2回がモスクワで開催されました。今回は、新型コロナウイルス感染状況の影響を受けて当初予定から半年延期の上、2年ぶりの開催となりました。日本からは本学を含む27大学(新規加盟3校)、ロシアからは22大学(新規加盟6校)、さらに日露企業関係者や日露学生フォーラム参加学生も集まり、総勢約140名が参加しました。

来賓の挨拶の中では、これまでの教育分野における両国の連携が更に強化され、コロナ禍においても緊密な連携や学生交流の深化に期待が寄せられました。また北海道大学とモスクワ国立大学の学長から、これまでの協会活動紹介を中心とする基調講演がありました。

その後のセクションの一つとして、本学を含む日露の6大学(それぞれ3大学ずつ)の学長あるいは副学長が「学生交流と専門人材育成」をテーマとする事例報告を行い、それぞれの取組におけるグッドプラクティスを披露しました。本学を代表して松隈副学長が、「How we foster business talent(「ビジネス人材をどのように育成しているか」)」というテーマで、大学の世界展開力強化事業(ロシア)「日露人的交流の飛躍的拡大に貢献するTUFS日露ビジネス人材育成プログラム」の取組状況について報告しました。報告に対して、コロナ禍でのオンラインを活用したインターンシップについて質問があり、新井特任教授が、2019-2020年度に実施した「J-Anime Meeting in Russia」を例にあげました。

また、先だって9月12日~13日に日露学生フォーラム、9月14日~15日に日露学術フォーラムが開催されました。その成果についても総会において発表が行われました。日露学生フォーラムについては日露の学生代表から、日露学術フォーラムの成果については北海道大学(SDGsの取組)と新潟大学(医学教育)から発表がありました。

次回第4回日露大学協会総会(第10回日露学長会議)は、2023年にモスクワ大学主催で開催される予定です。

松隈副学長
新井特任教授
発表資料
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