本学リサーチ・フェローが「チェーザレ・パヴェーゼ賞」を受賞

2013.12.13

  本学リサーチ・フェローの小久保真理江さん(本学とボローニャ大学(イタリア)間で締結された博士論文共同指導協定(コチュテル)に基づく博士号取得者)が、博士論文「パヴェーゼ、文学と映画―アメリカ神話に関する新たな解釈 Pavese tra letteratura e cinema: nuove prospettive sul mito americano」により、今年度の「チェーザレ・パヴェーゼ賞(Premio Cesare Pavese)」を受賞しました。
  パヴェーゼ賞は、イタリア・ネオレアリズモ文学を代表する作家チェーザレ・パヴェーゼ氏(1908-1950)を顕彰する目的で、毎年、前年度に発表された詩や評論を対象に与えられる権威ある文学賞です。 第30回目となる今回の受賞者には、小久保さんの他、近年ノーベル文学賞の有力候補として取り沙汰されるクラウディオ・マグリス氏(作家・中欧文学者)をはじめ、セバスティアーノ・ヴァッサッリ氏(小説家)、ベッペ・セヴェルニーニ氏(作家・ジャーナリスト)、グイド・ザヴァノーネ氏(詩人)など、イタリアのベテラン作家が名を連ねています。
  なお、小久保さんは、日本学術振興会ITPプログラム等の支援を受け、上記コチュテルに基づき昨年博士論文を提出、ボローニャ大学における最終審査を経て共同学位を取得し、現在、本学リサーチ・フェローとして日本学術振興会の頭脳循環プログラムによる同大学との共同研究に従事しています。

  
授賞式の様子:作家の故郷サント・ステファノ・ベルボ(ピエモンテ州)にある生家博物館にて

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